2020.03.07

MTをさくらインターネットからコアサーバーへサーバー移転。

 

前エントリーで予告した、Movable Typeの「さくらインターネットからコアサーバーへサーバー移転。」の備忘録を書き残したいと思います。

 

今回は、phpMyAdminを使ってデータベースの引越しをしたいと思います。

 

■ 1 旧サーバーのバックアップ
まず、データベースのバックアップを取るために、さくらインターネットのサーバコントロールパネルから「データベースの設定」→「管理ツール ログイン」→「phpMyAdminにログイン」に進み、phpMyAdminのメインページに進みます。

 

sakura_1.jpg 
エクスポートをクリック。

 

sakura_2.jpg 
データベースを選択して、「ファイルに保存する」にチェックが入っていることを確認後、実行。

 

mysql***.db.sakura.ne.jp.spl というファイルが作られます。

 

■ 2 新サーバーにてデータベースの新規作成
次に今回の移転先、コアサーバーのダッシュボードを開きデータベースに進み、データベースの新規作成をします。

 

core_5.jpg 
データベース名、パスワードを設定します。

 

3 旧データベース情報の削除

先ほど保存した mysql***.db.sakura.ne.jp.spl というファイルをテキストエディタで開き、

 

sakura_3.jpg 
 

 

SET SQL_MODE="NO_AUTO_VALUE_ON_ZERO"; 

 

CREATE DATABASE `旧データベース名` DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci; 

 

の、2行を削除します。

 

次に、 

 

USE `旧データベース`; 

 

を 

 

USE `新データベース名`; 

 

に書き直して保存します。
もしくは、一行目から USE `旧データベース名`; までの部分を削除してしまってもいいのかもしれません。ちょっとここは分かりません。

 

4 新サーバーへインポート
新しく作ったコアサーバーのデータベースからphpMyAdminにログインします。(phpMyAdminをインストール後、5分くらいしたら入れるようです。)

 

core_1.jpg 
インポート画面から、修正保存した mysql***.db.sakura.ne.jp.spl ファイルを選択して、実行します。左にドバーーーーーと現れたらインポート成功です。

 

5 新サーバーへMovable Typeをアップロード
次に、コアサーバーのサーバーにMTをアップロードします。cgiのパーミッションをサーバーに合わせて変更。

 

6 プラグインのコピー
今回 phpMyAdminを使ってデータベースの引越しをしたため、すべての設定が引継ぎされています。なので、プラグイン類もすべて揃っていないと再構築でエラーが出てしまいます。なので使用していたプラグインを旧フォルダからコピーしてきて、新しい「plugins」フォルダにコピーします。大体「plugins」フォルダにコピーするだけで使えますが、プラグインによっては「mt-static/plugins」にもコピーが必要です。
他にも必要なファイルがあればコピーして新しいサーバーに移しておきます。
 

自分の覚書、
「Lightbox」 の自動付与するために、

/mt/lib/MT/Asset/Image.pm

このファイルをコピーして持ってくる。

コメントスパム対策に、リネームしたmt-comments.cgiファイルも忘れないこと。

 

7 テンプレートのコピー
バックアップしたテンプレートを「/themes」フォルダにコピーする。

 

 

8 Movable Typeのインストール
コアサーバーにMTをインストールします。
途中「データベース設定」画面が出たら、先ほどコアサーバーで設定したデータベース名、パスワードを入力します。

 

 

9 Movable Typeにログイン&設定
MTにサインインして、設定画面の公開パスを

ブログURL:http://ユーザー名.サーバー名.coreserver.jp/
ブログパス:/virtual/ユーザー名/public_html/

設定。

 

アーカイブをブログパスとは別のパスで公開している場合は、

アーカイブURL:http://ユーザー名.サーバー名.coreserver.jp/archives/
アーカイブパス:/virtual/ユーザー名/public_html/archives

に設定。

 

10 mt-config.cgiファイルの設定
加えて、mt-config.cgiの設定もしておきます。

 

11 再構築&手動テンプレートを強制再構築
いよいよ再構築です。エラーが出ないことを祈りましょう。
サイトを確認する前に、ブログテンプレートの管理の公開部分が「手動」になっているテンプレートを強制的に再構築しましょう。

 

12 独自ドメインの設定
サイト確認して無事表示されたら、独自ドメインの設定に移ります。

 

DNS設定の変更、ネームサーバーの変更、■ 9 で変更した公開パスを独自ドメインに変更し直して、再構築。

 

最後に画像フォルダも持ってくればお引越し完了です。

 

自分用の覚書です。
記載漏れ、手順が違う場合もあります。

 

【参考にさせて頂いた記事】

● MTのサーバー移転方法

 

 

新しく借りたサーバーはコチラ。
まずは、お試し 30日間。

 

 

 

 

 

さくらインターネットからコアサーバーへサーバー移転。

 

私のようないつ更新するんだかさっぱりわからないblog用に、高級サーバーを借りているのはなんだか勿体ないような気がしてきてから早数年。

 

無駄に年月だけ過ぎていきました。

 

昨年からの体調不良はいまだ続き、長いことPC前に座っていられないため、なかなか取り掛かれずにいた今日この頃。

 

サーバー移転なんか何年ぶりだろう。固くなった頭には移転方法が全く入らず、ググって調べても、ただ文章をボーっと流し読みする日々。

 

少し取っ掛かりを見つけ、「ん!?なんか分かってきたぞ?」と思った瞬間、そのオーラを嗅ぎつけてか、トム君のお邪魔スイッチが入り、続きを読めず、しばらくして飼い主をもてあそぶのに飽きてトムが離れたので、やっとさっきの続きを読み込もうと思った時には、はて?何をしてたんだっけ?と、振出しに戻る始末。

 

3歩進んで2歩戻るどころか、3歩進んで4歩戻る状態がどのくらい続いただろう。

 

やっと移転が出来たころにはお試し期間はとうに過ぎ、気が付けば2つのサーバー代を払っているではないか。
節約のために始めたことだったはずが、なんだか分からなくなってきた。

 

そして一番のとどめは、ある契約を月末に解約するはずだったのに、このサーバー移転にかまけてて、すっかり忘れていたことだ。
次の月もしっかり料金を取られることになってしまい、節約どころか、赤字になってしまった。

 

アマゾンギフト券が当たってもこれでは…(号泣)

 

もう2度と節約なんてするものか!と肝に銘じた2020年の始まりでした。(始まり何回だよ・・・

 

忘れないうちに、いやもうほとんど忘れているし、順番がどうなっていたのかなんて覚えているわけもないのだけれど、次の記事でちょっとした備忘録を残しておこうと思います。

 

借りたサーバーはコチラ。
お試し 30日間あります。

 

 

 

 

2016.06.30

MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その2

MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その1 の続きです。

 

5.最新版のMT6をDL

 

Movable Type にアクセスして、「いますぐダウンロード」で、最新版を入手してください。個人で利用するならばメールアドレスを送信後、送られてきたアドレスでダウンロードが出来ます。

 

ダウンロードしたMT6を解凍後、サーバーにアップします。「mt6」など既存フォルダを上書きしないように分かりやすい名前でアップします。4000以上のファイルがあるので、時間が掛かります。気長にお茶でも飲んで待ちましょう。

 

6.CGIの属性変更

 

アップロードした「mt6」フォルダの中にある、CGIファイルの属性を「777」(さくらインターネットの場合)に変更します。分からない場合は既存のCGIファイルを確認してみてください。

 

7.必要なファイルを「mt6」にコピー

 

旧フォルダの「mt-config.cgi」ファイルを「mt6」ファイルにコピーします。ここでプラグインやテーマも全てコピーする場合もありますが、私は最後にしました。

 

8.既存フォルダと新フォルダをリネーム

 

既存 MT5 /home/userid/www/mt/  → /home/userid/www/mt_old/

新規 MT6 /home/userid/www/mt6/  → /home/userid/www/mt/

 

9.ブラウザから mt.cgi にアクセス

 

mt.cgiにアクセスしてみましょう。アップグレード画面が出てきます。アップグレード開始ボタンを押すとアップグレードが始まります。アップグレードが完了して管理画面にアクセスできたら無事にアップグレードが成功です。

 

10.プラグインファイルにコピー。

 

使用していたプラグインを旧フォルダからコピーしてきて、新しい「plugins」フォルダにコピーします。大体「plugins」フォルダにコピーするだけで使えますが、プラグインによっては「mt-static/plugins」にもコピーが必要です。

 

そして、手直しが必要なプラグインの一例です。

 

「MT-Keystrokes」 MTバージョンを変更。

keystrokes.pl ファイルの66行目あたりの

return 1 unless $MT::VERSION =~ m(^5\.); を

return 1 unless $MT::VERSION =~ m(^6\.); に変更。

これをやらないと、再構築でエラーになります。

 

11.テンプレートを変更。

 

デザインでバックアップしたテンプレートを「/themes」フォルダにコピー。テーマでバックアップしたものを選びます。

 

12.再構築。

 

さぁー心臓の止まる、ではなく…緊張の瞬間です。good お待ちかねの再構築です。無事再構築が出来たら、大成功です。お疲れ様でした。

 

MT624.jpg

 

 

ちょっとした覚書。

 

「Lightbox」 の自動付与。

便利だった、Lightbox改良版が使えなくなってしまったので、手打ちで「rel="lightbox"」を埋め込まなくてはいけなくなってしまいました。面倒なので、自動付与する方法。

/mt/lib/MT/Asset/Image.pm

を開いて、400行目当たりに「rel="lightbox"」を追加します。

        else {
            if ( $param->{thumb} ) {
                $text = sprintf(
                    '<a href="%s" rel="lightbox"><img alt="%s" src="%s" %s %s /></a>',
                    MT::Util::encode_html( $asset->url ),
                    MT::Util::encode_html( $asset->label ),
                    MT::Util::encode_html( $thumb->url ),
                    $dimensions,
                    $wrap_style,
                );

 

「CKEditor」を有効設定。

 

MT6にバージョンアップしたら、「CKEditor」が使えなくなってしまいました。最初から入っている「TinyMCE」が有効になっているためです。

 

「TinyMCE」を無効にする方法。Movable Typeの管理画面にログインして、「ツール」>「プラグイン」>「CKEditor」をクリックすると、下のような画面が出ます。

ckeditor.jpg

システムのプラグイン設定に入り、「TinyMCE」を無効にすれば完了です。

 

【参考にさせて頂いた記事】

ありがとうございました。

 

※アップグレードは自己責任でお願いします。ぺこ <(_ _)>

 

MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その1

 

MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その1

 

Movable Type 5は、2015年9月30日でサポート終了してしまいました。公式では、Movable Type 6へのアップグレードを呼びかけていたけれど、失敗すれば全てぶっ壊れる…怖くて、なかなか出来ませんでした。

 

だけど、脆弱性がぁぁぁ~とか、サイバー攻撃があぁぁぁ~と目にすると、やっぱりやらなきゃと思い、でも、こんなサイトを誰が攻撃するんだ?まだ大丈夫か!なんてことを続けていて、世の中、WordPressじゃね?と思い直し、手を延ばそうと思ったけど、もうこの固い頭にはタグを理解するのは無理だと断念。いや、MTだって分かってないもん。

 

てぇ~いうことで、現状のままアップグレードすることにします。

 

とにかく、これでもかっ!というくらいのバックアップを取ろうと思います。なにがあっても、これであなたも大丈夫?

 

1.MySQLのバックアップ

 

1. バックアップ用に新しいMySQLを作ります。

さくらインターネットの「サーバーコントロールパネル」にINして、データベース設定画面から「データベース新規作成」にて、バックアップ用に新しいMySQLを作成します。データベース名は「ユーザー名_mt_buckup」などなど。

 

2. データベース設定画面の、管理ツールからphpMyAdminにログインして、現在使用しているデータベースをエクスポートします。


phpMyAdmin を利用したデータベースのバックアップ

  1. phpMyAdmin 画面左メニューから、対象のデータベースを選択します。
  2. 画面上部の "エクスポート" タブを選択します。
  3. "DBのダンプ (スキーマ) 表示" の "エクスポート" で、"全選択" にて全てのテーブルを対象にし、"SQL" を選択します。
    その他のオプションは必要に応じて設定してください。
  4. "ファイルに保存する" チェックボックスにチェックを入れます。
  5. 画面下部の [実行する] ボタンを押すと、バックアップファイルがダウンロードが始まりますので、任意の場所へ保存してください。

      「phpMyAdmin を利用したデータベースのバックアップ」 参考

 

3. 先ほど作った「ユーザー名_mt_buckup」にバックアップのためにDLしたファイルをインポートします。

 

phpMyAdmin を利用したデータベースのリストア

  1.     phpMyAdmin 画面左メニューから、対象のデータベースを選択します。
  2.     画面上部の [インポート] タブを選択します。
  3.     "インポートするファイル" に、バックアップ時にエクスポートにてダウンロードしたバックアップファイルを指定します。
  4.     画面下部の[実行する] ボタンを押すと、リストアが実行されます。

       「phpMyAdmin を利用したデータベースのリストア」 参考

 

以上、MySQLのバックアップでした。

 

2.Movable Typeのバックアップを機能を使ったバックアップ。

 

次に、Movable Typeのバックアップ機能を使ったバックアップです。ただこの機能は、レンタルサーバーの場合ちょっと準備作業が必要です。

 

バッ クアップに成功して、「ディレクトリ /tmp に正常に保存されました。公開するべきではない情報も含まれているので、ダウンロード後は削除してください。」という一文が出ます。だけどそんなファイルがどこにも無い!!とういう状態になります。はい、なりました…てへ。coldsweats01

 

そこでまず、サーバーに保存されるフォルダを作ります。

 

Movable Type本体が入っているディレクトリに「/tmp」というフォルダを作ります。一応フォルダの属性「777」にすることを忘れずに。(なぜだか属性変更しなくても保存されてたsweat01

 

次に、「mt-config.cgi」のファイルに一文を書き込み、保存します。(さくらインターネットの場合)

 

TempDir /home/userid/www/mt/tmp/

 

「mt-config.cgi」をサーバーに戻し、Movable Typeの管理画面にログインして、「ツール」>「バックアップ」にて、バックアップを実行。

 

「/tmp」フォルダにバックアップファイルが保存されてるので、DLして、サーバー上のものは削除しておきましょう。

 

以上、Movable Typeのバックアップ機能を使ったバックアップでした。

 

次は、フォルダごと保存です。

 

3.フォルダごと保存

 

サー バーにあるものをそのまま自分のPCに保存、ていうだけなんですが、少し問題があります。FTPソフトの相性です。相当大きいものなので、時間が掛かりま す。運が悪いと、途中で失敗します。これは、MT本体をアップロードする時にも見られます。なので、自分の回線、スペックに合ったFTPソフトで作業して ください。

 

4.テーマのバックアップ

 

これが私にとっては一番重要かも。coldsweats01 今までチマチマとカスタマしてきたテンプレート、全て保存しましょう。これが消えたらショックです。

管理画面から「ツール」>「テーマのエクスポート」で保存できます。

 

以上、バックアップ作業はこれで終わりです。
でき得る限りのバックアップでした。

 

MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その2

へ続きます。

 

 

 

 

 

2013.09.29

コメントスパム対策、最終章。

数日で、1万件のコメントスパム。
消してるそばからやってくるコメントスパム。
スパム用のプラグインを入れてみるが、効果無し。

そして認証方式を取ることに。(こふぃちゃんには、大変お世話になりました)

しかし・・・スパム攻撃、終わっていなかった。

直接、mt-comments.cgi に攻撃し続けていたのだ。
そのうち、サーバーに怒られちゃう。
ていうか、怒られてる人いるみたい。

なんとかしなくちゃ!

自分メモ。(ご利用は自己責任で)

1.mt-comments.cgi を任意にリネーム。
(たとえばここでは、hoge-comments.cgi に変更)

2.mt-config.cgi を編集。以下を追加。

CommentScript hoge-comments.cgi

3. コメント入力フォームの編集。太字を削除。

<form method=”post” action=”<$mt:CGIPath$><$mt:CommentScript$>” name=”comments_form” id=”comments-form” onsubmit=”return mtCommentOnSubmit(this)”>
                 ↓
<form method=”post” action=”” name=”comments_form” id=”comments-form” onsubmit=”return mtCommentOnSubmit(this)”>

そして、</form>の下に、

<script>
document.comments_form.action = “<$MTCGIPath$><$MTCommentScript$>”;
</script>
<noscript>
コメントを投稿するにはJavaScriptを有効にしてください
</noscript>

を追加。

4. .htaccess によるリダイレクト。
  テキストエディタで

<Files mt-comments.cgi>
SetEnvIf Referer “^http://○○○○○.com” ref
order deny,allow
deny from all
allow from env=ref
</Files>

と記述して、hoge-comments.cgi と、同じディレクトリ内に、
「.htaccess」というファイルで保存。
「http://○○○○○.com/」 自分のドメインに変更忘れずに。

さて、どうなるか・・・。

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