2016.06.30
MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その1
Movable Type 5は、2015年9月30日でサポート終了してしまいました。公式では、Movable Type 6へのアップグレードを呼びかけていたけれど、失敗すれば全てぶっ壊れる…怖くて、なかなか出来ませんでした。
だけど、脆弱性がぁぁぁ~とか、サイバー攻撃があぁぁぁ~と目にすると、やっぱりやらなきゃと思い、でも、こんなサイトを誰が攻撃するんだ?まだ大丈夫か!なんてことを続けていて、世の中、WordPressじゃね?と思い直し、手を延ばそうと思ったけど、もうこの固い頭にはタグを理解するのは無理だと断念。いや、MTだって分かってないもん。
てぇ~いうことで、現状のままアップグレードすることにします。
とにかく、これでもかっ!というくらいのバックアップを取ろうと思います。なにがあっても、これであなたも大丈夫?
1.MySQLのバックアップ
1. バックアップ用に新しいMySQLを作ります。
さくらインターネットの「サーバーコントロールパネル」にINして、データベース設定画面から「データベース新規作成」にて、バックアップ用に新しいMySQLを作成します。データベース名は「ユーザー名_mt_buckup」などなど。
2. データベース設定画面の、管理ツールからphpMyAdminにログインして、現在使用しているデータベースをエクスポートします。
phpMyAdmin を利用したデータベースのバックアップ
- phpMyAdmin 画面左メニューから、対象のデータベースを選択します。
- 画面上部の "エクスポート" タブを選択します。
- "DBのダンプ (スキーマ) 表示" の "エクスポート" で、"全選択" にて全てのテーブルを対象にし、"SQL" を選択します。
その他のオプションは必要に応じて設定してください。- "ファイルに保存する" チェックボックスにチェックを入れます。
- 画面下部の [実行する] ボタンを押すと、バックアップファイルがダウンロードが始まりますので、任意の場所へ保存してください。
3. 先ほど作った「ユーザー名_mt_buckup」にバックアップのためにDLしたファイルをインポートします。
phpMyAdmin を利用したデータベースのリストア
- phpMyAdmin 画面左メニューから、対象のデータベースを選択します。
- 画面上部の [インポート] タブを選択します。
- "インポートするファイル" に、バックアップ時にエクスポートにてダウンロードしたバックアップファイルを指定します。
- 画面下部の[実行する] ボタンを押すと、リストアが実行されます。
以上、MySQLのバックアップでした。
2.Movable Typeのバックアップを機能を使ったバックアップ。
次に、Movable Typeのバックアップ機能を使ったバックアップです。ただこの機能は、レンタルサーバーの場合ちょっと準備作業が必要です。
バッ クアップに成功して、「ディレクトリ /tmp に正常に保存されました。公開するべきではない情報も含まれているので、ダウンロード後は削除してください。」という一文が出ます。だけどそんなファイルがどこにも無い!!とういう状態になります。はい、なりました…てへ。
そこでまず、サーバーに保存されるフォルダを作ります。
Movable Type本体が入っているディレクトリに「/tmp」というフォルダを作ります。一応フォルダの属性「777」にすることを忘れずに。(なぜだか属性変更しなくても保存されてた)
次に、「mt-config.cgi」のファイルに一文を書き込み、保存します。(さくらインターネットの場合)
TempDir /home/userid/www/mt/tmp/
「mt-config.cgi」をサーバーに戻し、Movable Typeの管理画面にログインして、「ツール」>「バックアップ」にて、バックアップを実行。
「/tmp」フォルダにバックアップファイルが保存されてるので、DLして、サーバー上のものは削除しておきましょう。
以上、Movable Typeのバックアップ機能を使ったバックアップでした。
次は、フォルダごと保存です。
3.フォルダごと保存
サー バーにあるものをそのまま自分のPCに保存、ていうだけなんですが、少し問題があります。FTPソフトの相性です。相当大きいものなので、時間が掛かりま す。運が悪いと、途中で失敗します。これは、MT本体をアップロードする時にも見られます。なので、自分の回線、スペックに合ったFTPソフトで作業して ください。
4.テーマのバックアップ
これが私にとっては一番重要かも。 今までチマチマとカスタマしてきたテンプレート、全て保存しましょう。これが消えたらショックです。
管理画面から「ツール」>「テーマのエクスポート」で保存できます。
以上、バックアップ作業はこれで終わりです。
でき得る限りのバックアップでした。
MT5からMT6へアップグレード。【Movable Type】その2
へ続きます。
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