« | »

2004.04.05

いなかったかも?。

自分でもホント嫌になるほど無いのが、体力。
体力は、努力すれば自然に付くものだと皆言うけれど、わたしが体力づくりの運動なんてしようものならば即効ぶっ倒れます。
甘えてるとお感じになられる方もいらっしゃるでしょうが、できることならばこの身体、一日体験してみてください。何時間もつかな?あえて何日とは言わない(笑)
この世の中、努力すればどうにかなることと、努力したってどうにもならないことがあるんですよ…。
そんな体力の無さは母のお腹に誕生したときから始まっていたようで、妊娠が分かって数日後には切迫流産で即効入院。
絶対安静でなんとかしぶとく生き残ってはみたものの、母の貧血が強くなり増血剤を処方される。
しかし我が家の母は薬が大嫌い。
『薬を妊娠時に飲めるかああ!』と一錠飲んで破棄!(心配だったので一錠だけは飲んだらしい。)
そこで始まったのがローヤルゼリー。あの女王蜂だけが食し、働き蜂の40倍近くも長生きすると言うローヤルゼリー。そんなに栄養たっぷりなんだからこういう妊娠時にも効くだろうと思い、飲み始めたのだ。
その頃は今ほど健康食品ブームではなかったし、売っているお店も限られていた、値段だって結構したろうに…『飲まなきゃだめなの!!』と父を説き伏せ、しっかり飲み続けたらしい。(笑)
次の定期健診には嘘のように貧血は治まり、正常値に戻ったのだった。
その後、心音が二つ聞こえると言われたのに次の検診では消えてたり、臨月間近に”逆子”が判明したりとえらいヤブ医者だったことが分かり、このままこの病院で出産したらダメだ!と、重いお腹を抱えて病院を変えたりと落ち着く暇なく出産を迎えたのでした。
しかし、逆子が臨月間近に判明したのと、逆子を治す運動なんてしようもんなら下りてしまうような微妙な状態だったため帝王切開での出産になりました。
いつ下りても不思議じゃない状態だったのを、ローヤルゼリーの力なのか、なんとかここまで持たせたというだけで、お腹の中はあまり良い状態ではなかったようで…。
母は麻酔を打たれ、遠のく意識の中で『死んでたまるかあああああーー!!!』と叫んだそうです。すご!!(その後、病院で語り継がれていくのは言うまでもありませんでした…。(笑)
帝王切開でもなかなかわたしは出てこなかったそうです。きっとへその緒が巻き付いていたのでしょう。
母は手術が終わった瞬間、麻酔が切れているわけでもないのに先生にしがみつき『子供は!!』と聞いたそうです。『無事生まれましたよ。』と聞くとすぐに眠りにまたついたようですが、尋常じゃありませんよね。
でもその時の状況は覚えているらしく、全身血だらけの先生だったそうです。もう少しで輸血が必要なくらい出血をしていたそうなので、血しぶきでも浴びたのでしょうか。
わたしはその後2日ほど保育器に入れられました。
産んでもすぐには会えなかったそうです。
『帝王切開で生まれたお子さんはみんな保育器に入るのよ。』と変な嘘をしっかり信じ込み待っていたそうです。
帝王切開だって今じゃ部分麻酔なので、出た瞬間母親に会っている映像を何度か目にしたことがあります。きっとなにかあったのでしょうね。
『ここを退院したらちゃんとした病院に見せるんですよ』とも言われたそうですから。
そんなこんなでこの世に誕生したこの命。
いつ下りてもいいような状態を、十月十日【とつきとおか】も持っていた母には頭が下がります。わたしだったら怖くて怖くてたまらない。
この世に存在しなかったかもしれない命、もう少し大事にします(笑)
あ、そうそう。わたしの生まれた時の体重。
4040gだったそうです。髪はフサフサ、爪は伸びてる。
きっとローヤルゼリーの力でお腹の中で育っていたのかも?
<以前のblogから~>

Trackback URL

Comment & Trackback

No comments.

Comment

   


   


   



XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>