2014.07.20
分かってる。誰が悪いわけじゃないって…
ただ、来る時が来てるだけ…
歩行がおぼつかないのに、それを知ってか知らずか・・・
歩き始めるわたしを追い越し、これをする。
さーーー!思う存分撫でるがいい!!
おぼつかない足取りで、せーのっ!と、歩き出す先に、これが待ち受ける。
止まればいいじゃん?
うん。知ってる。
だけどね・・・
せーのっ!で、勢いつけて歩き出してるわたしが、急に止まれるかーっ!!
そばに、なにか掴まる物があればいいが、必ずしもそうではない。
仮に掴まる物があって、そこに捕まり立ちしていたとしても、
足元で、この姿。
撫でないと、そばにある棚に上り、わたしの頭と同じ高さにやってきて、
なぜ撫でない!と、頭突き・・・ではなく、甘えてきます。
その頭突きが、あまりに力強いため、突き飛ばされます。
だんだん捕まり立ちさえ、おぼつかなくなる始末。
たしかに、こんなあられもない姿をさらけ出してくれるんだ、
どれだけ、信頼してくれているか分かるよ。
お腹に顔をうずめ、もふもふ楽しいよ。
だけど、転倒した先にトム君が居たら。
このあられもない姿の上に、転倒してしまったら・・・
想像しただけで、ゾッとする・・・。
猫は足元スリスリが当たり前。
しつけ次第と言われるかもしれない。
犬には、「待て!」はできるが、果たして猫は・・・。
一度、歩くところ歩くところ、擦り寄ってきて、どうにもならず、
軽いプチパニックを起こしたときがあった。
どいて!と言っても、余計擦り寄ってきて、近くに捕まるものも無く、
もう、どうしていいか分からず、泣き出しそうになったとき・・・
その状況を察知したらしい。
一定の距離を取り、こちらをジッと見つめ、微動だにしない。
そして、しっかり大丈夫になったところで、近寄ってきて、
上の写真のような姿で待っていた。
・・・と、ここまでで、わたしの歩行困難がまるでトム君のせいのように書いてきたが、
いや、実はわたし自身もそう思っていた。
が!しかし!
2005年2月26日のエントリーで、もうすでに愚痴ってるじゃん!自分。
トム君、ごめん・・・
君のせいじゃ無かったよ。
トム君のせいじゃないんだよね。
遅かれ早かれ、こうなっていくんだよね。って母に言ったら、
・・・・・
だぁ~か~ら~!
もうね!小学校高学年でぇー(ry
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はい。分かりました。今まで持ったのが奇跡なんですね。ぁぃ。
2013.07.30
小さい頃、私の決めたルールがある。
それは、死ぬ順番。
父が 一番目。
私が 二番目。
最後が、母。
初めてこのルールを母に話したら、「私の最後は誰が見るの?」というので、
それは自分で考えて。って言ったら、相当怒ってたっけ。
親より先に逝く子供は親不孝と、よく言うけれど、うちの場合仕方がない。
あまりに怒るので、
「じゃー、逆に私が最後に残ったら、それはそれでどうするのよ。」
と言ったら、困ったように黙ってしまった。
そして、納得してくれたようだ。(本当はしてないって(笑)けど、しゃーないね)
それからは、「よし、その順番だ!長生きしなきゃ!」と気合を入れている母。(笑)
昨年、父が亡くなったことで、私の順番になってしまった。
しかし、すぐには死ねないので、母には長生きしてもらわねば。
まだまだやりたい事は残っているし、
まず、トムが寿命をキチンと全うするまで生きなければ!
そしてブルーに、ブルーの分まで長生きするねって約束したから。
なので、母上、まだまだ私は死ねません。
母上の順番は、まだまだ当分先のようです。
長生きしてくださいね。母上。
2005.02.26
けっして忘れてたわけじゃない。
気分が滅入ると書きたいことが波のように押し寄せてきて、
なにを書いていいのか、どこまで書いていいのか悩んでしまって振り出しに戻る。
そんなことが毎晩続き、考えながら眠るものだから余計眠れない。
夜に考え事をするとロクな事を考えない。
そしてまた眠れなくなる・・・。
去年までは暖冬などと言われていたが、打って変わって厳冬。
今年に入って結構雪が降る日が多い。
雪が降ってしまうと不思議と暖かいが、降る前はしんしんと冷え込む。
年明け早々転倒してから、また転ぶのではないかという不安が不安を呼び
どんどん身体を硬直させていく。
硬直するから足が一歩前に出ない。余計に転倒の不安を感じる。
とっても悪循環。
きっと寒いからなんだと自分に言い聞かせては見るものの
どうにもコントロールできない。
医者には、小学校高学年には車椅子になるだろうと言われていたのが
ここまで寝たきりにならずにいられたのが奇跡。
あの診断を下した院長に、こんな不安定に今はなってしまったけれど
わたしが二本足で立っている状態を見たら絶句する事だろう。
いくら手すりにつかまってのつかまり立ちでさえ、
あの人の頭の中にはありえない姿なのだから。
『この子にいったいなにを期待するんですか?』
そう吐き捨てられたあの日。
わたしの存在を否定されたあの日。
『この子はもうあきらめて、早く次の子を産みなさい。』
母は泣いていた。
あの光景は今でも忘れない。
母は、
『次ぎ生まれてくる子よりも、今この子をなんとかしたい。』
そういってわたしをあきらめないでいてくれた。
期待されなくてもいい、せめてあきらめられたくない。
だから必死でがんばろうとした。
でも世間はそれを認めてはくれない。
母とわたしが、いくら頑張ってもいくら頑張っても
世間からしたらそれは頑張った内に入らないのだ。
それでも意地を張り続けていた。
意地で動いていた体だったのか。
なんか意地を張るのに疲れたらしい。
もうわたしの原動力は無いのかな…。
あの院長が言った事は正解だったのか。
2005.01.26
走るってどんな感じ?
風を切って走るってどんな気分?
わたしは一度も走ったことはない。
走ろうとする私の身体は、鉛のように重く、
重力が私を放してくれない。
走ったことがない私は、走りたいと思ったことがない。
なぜかって・・・
走ることを知らないのだから。
そんな私を見て母は、走らせたいと願う。
でもお母さん、私は走りたいなんて思わないよ。
一度も走ったことがない私は、走る感覚を知らない。
だからお母さん、自分を責めないで。。。
そんなに走らせたいって願われたら…走ってみたくなっちゃうじゃない。
2004.11.29
人はわたしを見た目で判断する。
これから書くことは実際起こった出来事である。
決してわたしの被害妄想ではない!(笑)
まだ東京に住んでた頃、
うちの近所に元酒屋のコンビニがあった。
小さいコンビニだが結構便利で、近所の人がよく利用していた。
その日もちょっとした物を買いに母上がそのコンビニに出掛けると…
近所のおばさまに声を掛けられた。
(さらに…)