2018.12.03
悪夢が蘇る。
ドライフードをまったく食べなくなり、
ウェットフードも徐々に食べなくなっていくトム君。
間に大好物の「焼ささみ」を与えてみたら、一応食べた。
わたしの部屋のミニキッチンの流しで、
蛇口からチョロチョロ流れる
水を飲むのが大好きだったトム君。
だけど、それもまったくしなくなった。
水も飲まない。
トムが水を飲んでいると、
最近必ずサムが邪魔するようになってきた。
流しの下から脅かすのだ。
それもストレスだったのかな。
飲まず食わずに突入だ。
ウェットフードも受け付けなくなった夜。
突然、わたしのPC机の下でえずきはじめる。
見事に吐きまくる。
そこら中に吐きまくる。
あまりの衝撃で、自分の体を保っていられないため
えずく度に、ぐらんぐらんと体が左右前後に動く。
まっ黄色な液体と、大好物な焼ささみが出た。
わたしのPC机は、自分の体に合うように
スチールラックで棚の高さを調節しながら組み立てたもの。
なので、入り組んだ造りになっている。
母が必死で潜り込んで掃除をしてくれた。
頭をガッツンとぶつけながら…
動くたびに、
「頭ああああ!」と注意するしか出来ないわたし。
そして残された道は、温灸するしかない。
ただ、トムに温灸はやったことがない。
やろうにも、「出来ない」が正しいかもしれない。
抱っこされることを基本的には嫌うトム。
とにかく暴れて、とてもじゃないが出来ない。
なのに、いま、やらせているのだ。
いったいどうなってるの…
悪夢が蘇る。
「そんなこと考えるんじゃない!」
と、母に怒られる。
だけど、怖いよ。怖くてたまらないよ。
夜も眠れない。吐き気がする。
どうしてこうなったの?
この8年間、どれだけ気を付けてきたか。
あんな思いは二度としたくない。
それだけを考えて育ててきたのに。
いったいどこで間違ったの?
「夢ならばどれほどよかったでしょう」 Lemon
この歌詞が頭を駆け巡る。