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2021.09.20

命の危険を感じています。

 

「全てを保護するのはムリ。」
 
 
 
分かってる。そんなこと不可能だ。
 
 
前置きが少し長いです。
 
 
ミルクはペットショップ前に段ボールに入れられ、捨てられていた。
事務所に連絡すると言うのを引き止めて保護した猫。
事務所に連絡されれば、その後の運命はなんとなく分かっていたから。
 
 
 
そして次は、玄関前にお座りして保護されたサム。
これも仕方なかった。
かるっ軽に痩せ細って、逃げる気力も無くなるほど衰弱していた。
それでも母の手から逃れようと、植木鉢の隙間に頭を突っ込み、
文字通りの頭隠して尻隠さず状態。
 
 
 
「捕まるなら捕まえて病院連れて行くしかないじゃない」
と言うと、母はその通り捕まえてきた。
 
 
 
今保護しなければ、きっと命はないだろう。
そう思ったのを裏付けるように、次の日は雨になった。
 
 
 
しかしサムの保護は、後々家庭内に大混乱を起こすことになる。
 
 
 
簡潔に記すと、
サムを保護したことによって、先住猫のミルクはやきもちを焼き、
約2年弱、原因不明の嘔吐が止まらなくなる。
(なぜ2年弱で止まったかと言うのは過去ログをご覧ください笑)

ネコを保護するということが、こんなに大変なことになるなんて思わなかった。

 
その2年弱続く世話に今度はトムがやきもちを焼き、
わたしの生活を脅かしている。
しかし、このトムのヤキモチは止まることはないため、解決のしようがない。
 
 
 
なぜかと言うと、ミルクの場合は要求があったため、
願いが叶えば、その行動は2年弱で止まることになったが、
トムの場合は約 2年間我慢し続け、
ミルクが手厚く世話されるのをただひたすら耐えていたため、
何かが壊れたかのように八つ当たりの毎日になってしまった。
猫にも鬱があるのかしら?
 
 
 
前置きが長くなってしまったが、
 
 
 
8月の末、近くのショッピングセンターの駐車場に茶色い猫がいるという。
周りは住宅地ではなく幹線道路に囲まれているため、
迷い猫ではないかと言う。それとも捨てられた?
最近見かけるようになったと言う人もいれば、
半年前から世話されていると言う人もいて、正確なことはわからない。
母は今まで見たことないと言うけれど…
 
 
 
そこのお客さんや店員さんなどが餌を与えているらしく、みんなで囲んで餌を与えているところに偶然通り掛かったらしい母。
 
 
 
とても人懐っこく、いい子だと言うけれど、誰もその猫に触れようとはしない。
 
 
 
「何も出来ませんで…」とその場を後にして帰宅した母だが、
次の日から例年に無い冷え込みが始まり、
話を聞いたわたしも気が気ではなくなる。
 
 
前日まで30度越えだったのが、一夜明けたら15度…
 
 
 
「どうしてるだろうね…」と顔を見合わせる母と、わたし。
 
 
 
しかし我が家には現在3匹の猫がいる。
トムのお兄ちゃんブルーは、
ストレスで発症する可能性が高いと言われているFIPで亡くしている過去を持つため、トムは蝶よ花よと育ててしまい、今現在も大変な状態だ。
 
 
 
そんなうちが、また新たな猫をなんて、無謀すぎる。
 
 
 
今いる子を幸せにすることが、第一の目標だ。
 
 
 
そう言い聞かせても、やはり気になる。
黙っているけど、母も気になっていたらしく、
買い物ついでに見に行ったらしい。
 
 
 
すると、猫に誰かが何かをしたのか、
 
 
 
「キケン!触らないでください!凶暴です!」
 
 
 
という赤字でデカデカと書かれた貼り紙がされていたと言う。
 
 
 
でも、世話をしている人は、
「優しい子なの。こんなことするわけない」とご立腹。
しかし、誰も触ろうとはしない。
 
 
 
これじゃ保健所に連絡されてしまう。
そんなに時間がない。と皆さん大慌て。
 
 
 
一度餌やり中に捕獲に成功したらしいが、手近にあった段ボールに簡易的に入れただけだったらしく逃げてしまったと言う。
 
 
 
そして次に、遠方から聞きつけてキャリーバッグを持って本格的に捕獲を試みた人もいたらしいが、
とうとう捕まらず諦めて帰ったらしい。
ただこの方は帰宅後、先住猫が何かを察知したのか大暴れで、保護は無理ということを、後日伝えにきたらしい。
 
 
 
ただ張り紙がある以上、もうそんなに時間的余裕はないのだろう、
母も捕獲に乗り出す気になったらしい。
 
 
早朝5時に様子を見に行ったり、保護した後の隔離しておく場所を作ったりとしだした頃、やはり、我が家の猫達も察知してきたらしい。
 
 
 
ミルクの嘔吐が再燃。
 
 
 
そして、トムの八つ当たりに一層磨きがかかる。
(トムの八つ当たりの一部はこちらをご覧ください。)
 
 
 
最近では、テレビを座って見ていたわたしに正面から突進してきたと思ったら、
突然方向転換をして、一メートル以上先にある、高さ二メートル弱の棚に乗るため、ちょうど肺の辺りを後ろ足で蹴り上げられ、あまりの衝撃に息が止まる。
その後も、うまく息が吸えずアタフタしたりしてました。
鎖骨付近を蹴られてたら、たぶん折れてました。
それくらいの、力で蹴られました。
 
 
ちょっと、命の危険を感じています。
 
 
tom_2021_0920.jpg 
やさぐれている、トム君です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

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