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2012.02.13

父が、亡くなりました。

1月28日、父が救急車で運ばれました。
突然のことでした。
手の施しようもなく、その日に亡くなってしまいました。

4年ほど前、足が痛い、足が痺れる、手が痺れる、ふらつく、etc…..
と、言い出し、病院に掛かり始めました。
病院も最初は、首からくるものだとか、肩からくるものだということで、
温熱療法など試したものの、父は納得しませんでした。

私にしてみたら、年も年なんだから、あちこちガタだってくるでしょう。
痛みだって、ふらつきだって当たり前じゃないと言っても、聞く耳持ちません。
元々高血圧気味もあり、そこからくるものもあったでしょう。
しかし父は、納得がいかないと言い張り、医者も困り果て精密検査ということになりました。

専門医に掛かり、CT、MRIを撮り、その結果。

所見によれば、脳梗塞。(他にもいろいろ考えられる病名が書かれていました。)

そして、脳梗塞用の、血栓を溶かす薬や、血液サラサラになる薬、
高血圧用の薬やら、大量の薬が処方されました。

しばらく飲み続け続けてはみたものの、毎月毎月大量に処方される薬、
だんだんと本人も嫌になってきたと同時に、これといって何も改善しないらしく、
またまた医者に納得がいかないというとで、お次はセカンドオピニオン。

結果。「血圧のお薬をきちんと飲んでいきましょう。」

・・・・?

そんなこんなで、そのうち飲んだり飲まなかったりの薬。

ある日、会社で具合が悪くなり病院に運ばれました。
薬を飲んだり飲まなかったりしたことによるものだと、私たち家族は思いました。
一旦飲み始めてしまったものは、そう簡単に飲んだり飲まなかったりはかなり危険。
病院ではまた、CTやMRIを撮り、本人からの申告による症状を聞き、診断。

お次は、「脳幹梗塞」

血栓溶かす点滴など受けてはいるが、本人は至って元気そのもの。
母は医者に今までの経緯を話す。
翌日すべての治療終了……

とりあえず、また脳梗塞用の薬や、高血圧の薬が大量に処方される。

父の水分補給はほとんど、清涼飲料水。
水やお茶はほとんど、まったくといっていいほど摂りません。
いくら出しても、飲みません。

実は、脳梗塞どころじゃない病気が隠れていたのです。
脳梗塞騒ぎで、本当に大変な病気が隠れてしまっていたんです。

ジュースや脂ものが大好きで、自分の好きなものしか飲まない、食べない。。
いくら言っても、聞く耳持たない。頑固者。

腎臓の機能が低下していたんです。
医者がそのことに気付いたのは最近のことでした。

脳梗塞であれば、麻痺やらいろいろ後遺症が出るはず。
でも、脳梗塞による後遺症は、私の目から見て何も出ていない。
そういう症状は、私のほうが経験豊富です。(自負)
見る限り、そういったものではないことは、最初から言い続けてきた私。

しかし医者にしてみたら、「本人が言う症状は脳梗塞の症状だっ!」と・・・。
画像診断ではなく、本人からの自己申告による診断なのだ。

病院も4ヵ所巡りましたが、
そのたびに、足が痛い、足が痺れる、手が痺れる、ふらつく、etc…..
と言ってしまうため、やはり脳関係を疑われ、「脳梗塞」となってしまう。
そしてまた、大量な薬を処方される。本当にスゴイ量。

そして起こった、脳内出血。。。

脳で出血を起こしても、飲んでる薬が裏目に出て、手の施しようが無い。
血栓溶かす薬に、血液サラサラになる薬、おまけに腎機能低下により、
血小板が働きにくい状態。止めようがない。手の施しようがない。

医者が、母に放った言葉。

「成れの果てです。」

医者が大好きだった父、医者の言うことをしっかり聞き、しっかり守った薬。

その結果が、「成れの果て」って・・・・・

出血が起こっても、飲んでる薬の組み合わせが悪く、
ただただ、何もできない・・・。
後遺症も無いのに、大量に出される薬。
その薬があだとなり、手が付けられない。

こんな事もあるんですね。